願いの詩/太陽

コブクロ( KOBUKURO ) 願いの詩/太陽歌詞
1.願いの詩

作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎

泥だらけの服の下また今日もひとつ
増えた傷 パパにだけ見せて笑ってた
夢見たもの ひとつずつ箱にしまって
いつか僕も 大人という 抜けがらになる

夏の終わりにうつむく向日葵
太陽昇れとまた咲く時を待ってる
やっと気付いた心の傷あと
そっと隠しながら

もしも僕があの頃の僕に手紙を
出せるならどれくらい真実で書けるだろう

眩い光にうつむく日もある
希望の重さに負けない孤独な強さを
想いは未来も運命(さだめ)も変えてく
きっとこんな時代でも…

籠に入れられた鳥は いつしか自由を失ってた
ある朝 逃げ出してみたけれど もう飛べなくて…

夏の終わりにうつむく向日葵
拭いきれない悲しみの雨に傘を
鋭った心にやわらかな毛布を
冷たい壁には君の絵を

無名のランナーに声援の追い風を
群れにはぐれた羊にママの居場所を
愛する人に疑い無き祈りを
この僕に願いを この詩(うた)は君と
あの頃の僕に


2.太陽

作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎

あの夏の太陽 追いかけ裸足で 走った
遠い街から来た 君は 僕の太陽

たぶん空から 降ってきたのだ それが夢でも見ているか?だよ
他の娘たちに 失礼だけど しかし こうも違うものか?
話したいけど 話題が無くて 隣の席が 遠く感じてた
でも君のこと もっと知りたくて イタズラばかり

普通に話せるのは 夢の中でだけ‥
あぁ 胸が苦しいよ 愛とか恋とか まだ良くわかんなかったけど

あの夏の太陽 追いかけ裸足で 走った
ドロだらけの Tシャツ 君に 夢中だった

ついにこの日が やってきました 運命の日 今日は席替えだ
七夕様に お願いしたよ 君の隣になるように
そうはいかずに 離れ離れさ うつむく僕に 君がくれた
黄緑色の 小さな手紙 「一緒にかえろう」って

突然おそった 夕立に 逃げ込んだ木かげで
初めて 手を握った 雷が鳴る度に ぎゅっとぎゅっと握ってた

夕暮れの坂道 君の影長く映した
石ころけりながら ずっとずっと追いかけた

知らない名前の街に 行ってしまうんだね‥
昨日僕と居るときは トンボの話しかしなかったのに どうして?

あの夏を最後に 君の姿は見てないけど
これだけは言える あれが僕の初恋

誰もが胸焦がした あの初めての恋のように
誰かをまた優しく 愛せればいいな

あの夏の太陽 追いかけ裸足で 走った
遠い街から来た 君は 僕の太陽
君は もう戻らない 君は 僕の太陽


3.ゆらゆら

作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎

日に焼けた トタン屋根
自転車置き場の裏で
初めての告白は 夕暮れの放課後

あっけなく そっけなく
恋の深さが身にしみ
次の朝 気まずくて なぜかあやまってる

まるでもう 違う星の人のように君が遠くて
こんなにも苦しいのなら いっそ嫌いになれれば

ゆらゆらと 今日も行く
堤防沿いを 自転車で
まがり角君を見て あわてて顔を伏せる